ANDPAD基幹システム化の第一弾を社内で運用始めました
当社ではANDPADを基幹システムとして使う取り組みを進めており、先日より修繕工事における見積作成と進捗管理の一部について社内での運用を始めました。
ANDPADの全面導入によってどうなるのか?
目指していることは大きく2つあり、「仕事の非属人化と可視化」「協力会社を含むバックオフィス業務の効率化」です。
当社ではこれまで決済稟議が紙ベースで、修繕工事は最初に引き受けた担当者が精算するまでの一連のバックオフィス業務を行うため、修繕工事を引き受けるほど雑務が増えるという状況にありました。
ANDPADの全面導入によって修繕工事の進捗を可視化し担当を引き継げるようになり、決済稟議がデジタルになることでPDF化された押印書類をすぐ出力でき、二重で同じことを入力するような手間を減らすことができます。
これによって現場職員は工事の段取りや工程管理といった本来の業務に集中でき、また仕事を溜め込む前に振り分けることができるようになります。
なぜANDPADを選んだのか?
社内業務をシステム化していくには、顧客関係(顧客管理、顧客請求・入金管理)、業務関係(工事台帳、原価管理)、仕入関係(受発注、業者請求・支払管理)の3つを主にどうするのかと、これに共通して進捗管理、ワークフロー、会計ソフトとの接続について整えなければいけません。
先行するサービスもあったのですが、当社よりも大きなゼネコン向けの高価なものか、安価なものはおそらくサブコンのような定型工事が多い建設会社向けのものだと感じ、コストとサービスどちらかで決め手に欠けていました。
ANDPADは後発であるものの現場のニーズを理解して素早く開発していこうという姿勢を感じていたので、現時点で完璧ではないものの理想的な体制がつくれそうだと思い、全面導入に踏み切りました。
ANDPADによる見積作成
ANDPADでの見積作成は、受発注や原価管理を意識した入力になっているのが特徴だと思います。
協力会社からはいろんな書き方で見積が届きます。単価は定価で書かれているが仕切り値(卸値)で大きく値引されているもの、駐車場代などお客様への見積には反映したくない細かな経費が計上されているものなど。
こうした協力会社の見積を一旦すべて入力して原価として見込みつつ、お客様用見積に反映する項目は選択できます。そのため、協力会社から届いたままの内容で注文書を発行もできるし、原価管理にもそのまま利用することができます。
またお客様に出す見積も、税別・税込それぞれで端数調整ができる細やかさもあり、あると嬉しい機能が揃っています。
もっとも私はANDPADに対して、現場の要求を聞きすぎてなんでもできるように過剰に開発しているとも感じています。そのため自社で使わない機能は現場が混乱しないように、どんどんそぎ落としていく必要があるとも思っており、今回も自社で使う最低限の機能だけ社員に対して説明をしています。
今後の導入予定とANDPADに求めること
ANDPADの真骨頂は受発注と支払管理の一気通貫だと感じていますが、ここは協力会社にも協力してもらう必要のあるため、まずは社内で完結できることに留めて、社内の準備が整ってから次のフェーズに移ろうと思っています。
社内での実用に向けた準備をしていると、ANDPADの基幹システム構築においてはまだ洗練されていないと感じる部分も度々あります。
しかし、最近はSaaSの死などと言われていますが、正確な業務を人力でカバーしてきたこの分野はまだまだAI以前の段階であり、SaaSによる標準化・省力化、それを世の中の建設業で一般化するというニーズは当面枯れることはないと思います。
ANDPADには後発サービス領域を無理に自社開発しようとせずに、得意分野である現場に寄り添った開発に集中していただき、当社としても建設業の理想的なバックオフィス体制を確立できればと思います。
