アトツギコミュニティ「HATCH」10月会を行いました
アトツギコミュニティ「HATCH」の10月会を行い、新和金属株式会社の新谷社長が新規事業として取り組まれている障害者の就労移行支援事業「すみっこテラス」の話を伺いました。
HATCHはHiroshima Atotsugi Transform CHannelの略で、アトツギたちが自信を持って事業を承継し、それぞれが目指す目標をより早く実現するのを応援すること、アトツギならではの悩みや課題の共有、実際に共にアクションを起こしてモチベーションを高めあうことを目的としたコミュニティです。
毎月1回、先輩アトツギ社長からそれぞれの事業承継についてや新規事業について話をしていただきながら、アトツギ自身にも新規事業や社内での新しい取り組みについて発表していってほしいと思っています。
新和金属さんはめっき加工の会社で、新谷社長は2019年に会社のスローガンとして「FACTORYからWACTORY」を掲げています。当時この話が地元の経済誌に載っているのを流し読みして、「ああ、ワクワクする工場ってことか」ぐらいにしか思ってなかったんですが、「枠を取る」という意味もあるということを今回改めて話を聞いて知りました。新和金属さんは創業当初から障害者を雇って共に生活しながら仕事をしていたということで、新谷社長にとって「障害」は個性のひとつといっていいぐらいの当たり障りのないことでした。こうした障害や国籍など様々な「枠を取り払う」ことが新和金属の「和」にこめられているということが、WACTORYというスローガンにつながっています。そしてこの気付きから生まれた新規事業が障害者の就労移行支援事業所「すみっこテラス」です。
自分の会社の「らしさ」って何なのだろうということを、創業者の思いから突き詰めて導かれた新規事業。まさにアトツギベンチャーのお手本となる話でした。新谷社長、ありがとうございました。