【おおたけ株式会社広島本社冷蔵倉庫新築工事】インターン学生による現場レポート1
今年も大学生のインターンを受け入れ、施工現場での実習をしてもらいました。現場実習は全3日間のうちの1日間でしたが、明るく職人さんたちとコミュニケーションを取りながら、その日はどんな作業をしていて、どんなことに気をつけながら仕事をしているのか、レポートにまとめてもらいました。そのレポートを、工事現場だよりとしてご紹介します。
今回、野菜を保存するための冷蔵庫工事の現場見学に行きました。6月~9月の4ヶ月の長い工事の中で今の作業は外装の塗装と冷蔵庫の中のパネル付けでした。現場には鉄筋・コンクリート・塗装などの多くの職人さんが関わっており、今回はその中の塗装と冷蔵庫設備の職人さんのお仕事を見学しました。
まず、建設するにあたって図面通りにできているか、材料はあっているかなど1つの工程が終わると、スタッフという定規を用いて写真に残していることを学びました。工事日報・職人さんの管理なども行い、建設するための調整や情報整理をしていました。建物1つに多くの時間と人が関わっていることを知りました。
塗装の工程では、私は1回塗るだけだという考えでしたが、下地→模様付け→色付の3つの工程があることを知りました。実際に模様付けとはどのようなものなのかを見せていただきました。サコツローラーを用いて塗っていく作業ですが、下から上に塗っていき液を持ち上げ重力の重みでねかすことで表面をゆず肌の様に仕上げていく過程を見て職人さんの技術を感じました。
下地処理
模様付塗装
パネル付けでは、レールを敷きそこに沿ってパネルが付けられます。私は壁とレールの間に幅があるため、その間には断熱材が入るのだと考えていました。しかし、パネルの中に断熱材入ったものを使用することを聞きその様な素材があることに驚きました。梁の補強の作業を見学しましたが水平器などの道具を用いて、等間隔に配置する正確さ、職人さん同士の息の合った作業に目が離せませんでした。
今回とても貴重な体験をすることができました。新しいことを知り、さらに建物ができるまでの技術や材料・材質について興味が湧きました。これらのことを追求するとともに、まだ知らないことを学び自身のデザインの幅を広げていきたいです。