代表の経営日誌

NPO法人スペシャルオリンピックス日本・広島の理事長に就任しました

NPO法人スペシャルオリンピックス日本・広島の理事長に就任しました

先日行われた総会・理事会での承認により、NPO法人スペシャルオリンピックス日本・広島(SON広島)という団体の理事長を務めることになりました。

 

スペシャルオリンピックスという団体は知的障害者のスポーツ支援をする国際的な組織です。この団体の特徴はその名の通り4年に1回世界大会が開催されることで、知的障害を持つアスリートたちは、大会への参加を目標の一つとして日々の練習会に参加し、競技会で成果を発表します。こうしたスポーツ活動を通じて、競技経験のみならず、アスリートの健康増進や共に社会で生活をする自立や自信につなげていくことを目的にしています。

 

広島は2022年に夏季ナショナルゲーム(国内大会)の開催地となり、私は広島青年会議所(広島JC)の役員として、その準備委員になったのがSON広島との出会いでした。国際的な組織といっても、知的障害者のご家族によって運営されているのが実状で、そうした中で経済界からビッグスポンサーをお願いして開催に必要な資金を集めると共に、広島の企業にSONという活動の認知度を高めてもらうことが大会招致の大きな狙いでした。広島大会の開催後、NPO法人の社員数は500名弱へと成長しましたが、アスリートたちが日々の練習に集中し競技会や大会で成果を発揮できるよう、持続可能な支援体制を築いていくのが私が理事長に就任したこれからの課題です。

 

私はこれまで障害者との活動を何かしてきたとか、特別関心があるわけでもなかったのですが、それでもSON広島の理事長を引き受けたのには理由があります。

ひとつは、障害者のコミュニティに身を置くことで見えるものが違うという実感です。障害のある子を持つ同年代も少なくないのですが、これまでは無意識に傷つけるようなことを口にしてしまうのではという不安から、正直少し距離をとっていたところがありました。しかしSONの競技会を自分の子供と見に行って、アスリートの試合を応援する家族や健常な兄弟たち、そして自分の子供にもかわいいと接してくれる当たり前の姿を見て、バリアを作っていたのは自分だったと気付かされました。

もうひとつは、SONが広島で始まった歴史的経緯です。今から28年前、広島県にSONという活動が根付いたのは、尾道JCがSONの事業を行ったことがきっかけでした。そこから25年経って、広島大会開催のために広島JCを頼ってこられて、きっかけを作った尾道JCの方もたまたま私の知っている方だったのです。そういう不思議な巡り合わせの中で、JCが始めたことならJC卒業生の私が引き受けようと思いました。

 

会社を継いだばかりでこんな大きなNPOの理事長も受けて大丈夫なのかという不安は正直あります。しかし、会社と同じように長い歴史の上でたまたま私に機会が巡ってきたのであれば、そのチャンスを掴んだ方が良い選択肢であったのがこれまでの私の人生観です。SONでの経験や出会いがどう作用するかはわかりませんし大変なこともあると思いますが、引き受けたからには会社もNPOもより良いものにしていくぞという姿勢が、私の人生のモチベーションにつながっているのだと思います。

 

今年は2022年大会から4年たち、東京で夏季ナショナルゲームが行われます。私もアスリートたちと寝食を共にして、私の世界も広げられればと思います。

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